波の風圧利用した発電、実証実験始まる 世界初/岩手・釜石市
31日は運転開始式が行われ、釜石市の野田武則市長らがボタンを押してシステムを稼働しました。釜石湾の湾口防波堤の上に設置されたのは、打ち寄せる波が起こす風圧を利用してタービンを回し発電する装置です。釜石の企業4社が実施主体を立ち上げ、2020年から東京大学や県内の企業と開発に取り組んできました。
(マリンエナジー 泉修一社長)
「地域で作ったエネルギー電気を地域で使っていただく。水産業関係、陸上養殖であれ海上養殖であれ使っていければと思っています」
実験は2023年3月までで、事業化に向けた課題を探ります。