新たな避難場所の整備を要望 津波浸水想定最大5mの地区 町は9月までに見直し/岩手・大槌町
大槌町の意見交換会は6月15日に始まり、19日は3か所目となる大ケ口地区で行われました。大ケ口地区は東日本大震災の津波で地区の一部が浸水しましたが、安全な高台など避難に適した場所に乏しく、現在、町が指定する津波の緊急避難場所はありません。
今年3月に示された県の予測では最大5メートルの浸水が想定され、住民から新たな避難場所を整備するよう町に要望が出されました。
これに対し平野公三町長は、「土地の確保の課題はあるが急ぎ整備する必要がある」との考えを示しました。大槌町は9月までに避難場所の見直しを行い住民に示すとしています。