「鉄印帳」にちなんだ新商品 ファン獲得へ 三セク鉄道の新たな取り組み/岩手
おととし7月に販売を始めた御朱印帳の鉄道版、「鉄印帳」。コロナ禍で激減した利用客を呼び戻そうと第三セクター鉄道のプロジェクトとして始まりました。
(リポート)
「IGRいわて銀河鉄道の青山駅です。こちらで鉄印帳に次ぐ新しい商品が販売されました。鉄印キーホルダーです」
こちらがその、鉄印キーホルダー。表面にオリジナルの鉄印、裏面に鉄印帳の表紙がデザインされています。6月10日、鉄印人気をさらに高めようと全国で発売されました。
(IGRいわて銀河鉄道 松村修平さん)
「いままで鉄印帳というのは、鉄印帳と当日有効な乗車券をあわせて指定の窓口へお持ちいただき、各社の鉄印を記帳していただくというものでしたが、やはりそれではハードルが高いというお客様の声もありました。もっと身近に手軽に鉄印を楽しんでいただきたい」
これまでの鉄印帳を使った鉄印集めは鉄道愛好家が中心でしたが、キーホルダーを発売した後は…
(IGRいわて銀河鉄道 松村修平さん)
「毎日窓口を通っていた定期利用のお客様であっても、あ!こんなのあるんだねと言って手に取ってお買い上げいただくことが増えました」
可愛い見た目で、沿線の利用客にも浸透しはじめています。
(松村修平さん)
「鉄道会社でこのようなグッズだったり鉄印帳という企画だったりをやっているということをまだまだ知名度としてはそこまで高くないのかなと感じております。これからもっと沿線の皆様に知ってもらえればなと思います」
現在は、鉄印にも種類があり、県内の小学生がデザインした特別仕様も販売中です。IGRは鉄印グッズなどを通じて鉄道が持つ魅力を発信し、マイレール意識の醸成と沿線の活性化に力を注ぎます。