岩手銀行 新頭取に岩山氏内定 東北銀行は佐藤次期頭取が抱負/岩手
岩手銀行の代表取締役人事は12日の取締役会で決まりました。新頭取に内定した岩山徹常務は1988年に入行し、東京営業部長などを経て去年から常務と総合企画部長を兼務しています。8年間務めた田口幸雄頭取は会長に就任します。
(岩手銀行 岩山徹常務)
「地域のみなさまの課題解決に全力を尽くし、そのリターンとして当行が収益を得ていくことが重要。変革を恐れない勇気を持ち続けたい」
新頭取、新会長の就任は6月の株主総会後の取締役会で正式決定されます。また12日発表された昨年度決算は、9期ぶりの「減収増益」となりました。経常収益は株式などの有価証券売却益や資金運用収益の減少で前年度から10億円あまり減って391億1000万円でした。当期純利益は24億円あまり増え49億3000万円でした。
12日は東北銀行も昨年度の決算を発表しました。2期ぶりの「減収増益」です。経常収益は貸出金の利息が減少したことなどから、前の年度よりわずかに減り120億3400万円。一方で金融サービスの手数料などにあたる役務取引等の収益や、株式関係での利益が増加したことなどから、当期純利益は9800万円増の12億8000万円となりました。
また新頭取に内定している佐藤健志専務が、今後のかじ取りに向けて豊富を述べました。
(新頭取に内定 東北銀行 佐藤健志専務)
「地域活性化につながる新しいビジネスモデルの構築が絶対に必要。これを第一次中期経営計画でしっかりと目途を立てていきたい。これが今一番私が考えているミッションと捉えている」
佐藤専務の頭取就任は、6月予定されている株主総会後の取締役会で正式に決定します。