注文の絶えない「ほうき」の販売会 ペットも喜ぶ九戸村の逸品/岩手・盛岡市
「高倉工芸南部箒展」には定番の長柄ほうきや、衣服の手入れに使う和洋服ほうきなどが並んでいます。
九戸村で昔から冬の農閑期に各家庭で作られてきた南部箒は穂先の縮れが特徴で、絨毯のほこりなどを軽い力でかき出せます。高倉工芸は素材となる「ほうきモロコシ」の栽培から製造までを一貫して行っていて、最近ではペットのブラッシングに使う「癒しほうき」が評判です。
値段は5500円からで、会場で最も高額な55万円のほうきは柄の部分に山ぶどうのツルが使われています。この展示販売会は盛岡市菜園の「かわとく壱番館」で5月16日まで行われます。