県内の企業倒産4月は4件 新型コロナ関連倒産増加の恐れ/岩手
東京商工リサーチ盛岡支店によりますと、4月の県内の負債総額1000万円以上の企業倒産は4件でした。業種別では生鮮食料品卸・小売りと商業施設がそれぞれ1件、建設業が2件で、このうち3件が新型コロナウイルス関連です。原因別では販売不振が2件、連鎖倒産と累積赤字がそれぞれ1件で、負債総額は3月を約6億4000万円上回る8億6400万円でした。
東京商工リサーチ盛岡支店は、新型コロナウイルスで売り上げが減った企業への実質無利子・無担保の融資を受けていた企業の倒産も目立つことから「小規模・零細企業の疲弊感は次第に強まっている」としたうえで、「新型コロナウイルスの影響が倒産件数を押し上げる懸念が一層強まってきた」としています。