X 
このサイトでは、閲覧解析や広告改善のためにCookieを使用します。サイトを利用することでCookieの使用に同意頂いたものとします。オプトアウトや詳細はこちら「IBCサイト規定

ニュース

津波で40人死亡 職員の調査報告書を公表/岩手・大槌町

2021年07月21日 19:00

 東日本大震災で多くの職員が津波の犠牲になった岩手県大槌町は21日、被災当時の状況や被害が拡大した要因をまとめた調査報告書を公表しました。

 報告書は震災で死亡した38人の職員について、最後に目撃された場所やそのときの状況が聞き取り調査によってまとめられています。去年2月に始まった町の調査では、当時の役場職員や町民など56人が聞き取りに応じました。
 大槌町では震災で当時の職員のおよそ2割にあたる40人が津波の犠牲になりました。報告書では職員の被害が拡大した要因について、当時の地域防災計画で職員が浸水域にあった町役場に集まる配置になっていたことや、「津波災害の際は高台の中央公民館に災害対策本部を設置する」とした「地震津波災害シナリオ」が周知されていなかったことを指摘しました。

(大槌町 平野公三町長)
「災害が起きた場合、役場職員といわれる支援する側の人の命をしっかり守ることが前提だろう。近年も様々な災害が起きている。どうすれば良いのか、災害にどう立ち向かっていけばいいのかという指針になればと思います」

(小笠原人志さん)
「全体として評価できるかな」

 福祉課の職員だった娘を亡くした釜石市の小笠原人志さんです。職員の遺族には今年4月に報告書が手渡されましたが冊子となったものを見るのは21日が初めてです。

(小笠原人志さん)
「内容が100%納得できるものかと言えばそうではないけど、この2年間の(遺族の)要望の中で町が初めて亡くなった職員に雇用者としての責任を果たすということで向き合ったいう分で私は評価できると思っています」

 報告書の中で平野町長は、旧役場庁舎の跡地に津波の高さや恐さを表すものを設ける考えを示していて、町はなるべく早い時期に町民や亡くなった職員の遺族の考えを聴く場を設けることにしています。

動画再生について
  • 再生マークがついている画像をクリックすると動画が再生されます。
  • 1週間分の記事を閲覧することができます。
  • このWebサイト上の文書、映像、写真などの著作権は、株式会社IBC岩手放送に帰属します。これらの著作物の全部または一部をIBC岩手放送の了解を得ずに複製、放送、有線送信などに使用することは著作権法で禁じられています。

最新ニュース