新型コロナ 高齢者向けワクチン第一弾が到着/岩手・一関市
2021年04月08日 19:00 更新
今月12日から岩手県内でも始まる新型コロナウイルスワクチンの高齢者向けの接種。そのワクチンの第一弾が8日朝、一関市に到着しました。
8日午前9時過ぎ、一関市のワクチン接種対策室が置かれている保健センターにファイザー社の日本法人から大きな段ボール箱が届きました。中には新型コロナウイルスのワクチン975回分とワクチンを薄めるための生理食塩水などが入っていて、ワクチンは保健センター内の超低温冷凍庫=ディープフリーザーに収められました。
県内では先月6日から医療従事者向けのワクチン接種が既に始まっていますが、一般向けのワクチンの到着はこれが初めてです。
(一関市新型コロナワクチン接種対策室・松田京士室長)
「難しいデリケートなワクチンですので、しっかり管理して保管して、接種していただけるお医者さんに届けたいと思います」
一関市には今月中にもう1箱、975回分のワクチンが届けられる予定で、8日の到着の分も含め高齢者施設の入所者に先行して接種する予定です。
(リポート)
「広い面積におよそ4万2000人の高齢者が暮らす一関市。いまだ来月以降のまとまった量のワクチン配給スケジュールは国から明らかにされていませんが、それでも市は着々と接種の準備を進めています」
一関市でのワクチン接種は、県内で最も早い12日の月曜日に市内の高齢者施設「老健ふじさわ」などで始まるということです。