歩行者の安全を 春の交通安全運動スタート/岩手
2021年04月06日 19:00 更新
春の全国交通安全運動が6日始まりました。新学期のスタート時期でもあることから子どもと高齢者の事故防止や、ドライバーによる安全意識の向上が求められています。
県庁前では開始式が行われ、達増知事が「安全安心に暮らせる岩手を目指そう」と交通安全運動への協力を呼びかけました。そして幼稚園児からの掛け声を受けて早速、白バイとパトカーがパトロールに出発しました。今年の運動の重点課題は子どもと高齢者をはじめとする歩行者の安全確保です。
県内では歩行中に犠牲になった人の数は10年前と比べ半数以下に減ったものの、横断歩道などを横断中に亡くなった人の割合は高止まりの状態です。
(県警交通企画課 村上裕樹課長補佐)
「過去の事故状況を見ると、子どもが関係する交通事故におきましては飛び出しの割合が高い。道路を横断する際、止まる・見る・待つという安全行動を順守して交通事故にあわないようにしていただきたい」
JAF=日本自動車連盟の調べによりますと去年、県内のドライバーが信号機のない横断歩道で一時停止した割合は23.2パーセントで、4台に1台しか一時停止していないことが分かりました。これは、全国20位で、ドライバーの運転マナーの順守や安全意識の向上が求められます。春の全国交通安全運動は15日まで行われます。