新型コロナ 新たに27人 乳幼児に感染広がる/岩手
2021年04月02日 19:00 更新
岩手県と盛岡市は2日、新たに27人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表しました。このうち盛岡市の教育保育施設では、16人の乳幼児の感染が確認されました。
新たに感染が確認されたのは盛岡市、北上市、奥州市、一関市、紫波町、田野畑村、それに県央、宮古保健所管内の10歳未満から70代までの男女27人です。いずれも重症ではありません。
このうち16人は盛岡市の教育保育施設に通う乳幼児です。感染が確認された乳幼児に関係する接触者として74人の検査が行われています。
この教育保育施設では乳幼児が17人、保護者が3人、職員15人の合わせて35人の感染が確認されています。
また北上市の10代女性と宮古保健所管内の10代女性は、すでに3人の感染が確認されているスポーツ活動に関係するもので、県は2日、スポーツ活動を起因とするクラスターとしました。
県は「非常に切迫した状況にある」とした上で、早めの受診を呼びかけました。
(岩手県保健福祉部・工藤啓一郎理事)
「何とか(感染拡大を)封じ込めていくことを考えなければならない。県民の皆さんには早めに症状があったらば、相談、受診していただきたい。早めに発見することが結果として感染の連鎖を食い止めることになる」
このほか紫波町の30代男性と、奥州市の40代と10歳未満の男性、一関市の70代男性は、これまでの患者との接触は確認されていません。
県内で1日に27人の感染が確認されたのは過去2番目に多く、今年に入ってからは最多です。県内の患者の累計は673人となりました。