新たな事業を後押し 企業へ育成資金を贈呈/岩手
2021年02月23日 12:00 更新
岩手県内の企業と研究機関が協力して取り組む、新たな事業を支援する育成資金の贈呈式が22日、盛岡で行われました。
この育成資金は岩手銀行や岩手大学など、県内の金融機関と研究機関で組織する、いわて産学連携推進協議会=リエゾンーIが毎年贈っています。贈呈式では岩手銀行の田口幸雄頭取から、県内8つの企業に100万円から200万円分の目録が手渡されました。このうちの1つ、雫石町の畜産業者「重次郎」は、国内の肥育牛の飼料がほとんど輸入に依存する中、東北農業研究センターと共同で、雫石町内で飼料用大豆の栽培に挑戦し、無農薬の自家栽培大豆を使った、ブランド牛の飼育に取り組んでいます。リエゾンーIによる育成資金の贈呈は今回を含めてのべ104社、1億6950万円にのぼります。