新型コロナ 大船渡と宮古で新たに4人の感染確認/岩手
2021年02月18日 19:00 更新
岩手県内では18日、新たに4人の新型コロナウイルスの感染確認が発表されました。
新たに感染が確認されたのは、大船渡市と宮古市の10代から50代の男女4人です。いずれも重症ではありません。このうち大船渡市の10代の男性は、クラスターが発生した第一中学校の生徒です。このクラスターの関連では生徒や教員、その家族など、これまでにおよそ540人が検査を受け、18日の生徒を含め15人からウイルスが検出されています。大船渡市では介護サービスの事業所に勤める10代の男性の感染も確認されました。この男性は定期的に自ら行っていた抗原検査でウイルスが検出され、その後のPCR検査で感染が確認されました。過去の患者との接触歴は確認されておらず、県は地域で確認されているクラスターとの関連を調べるとともに、同居家族2人と施設の職員や利用者あわせておよそ70人について検査を行う予定です。宮古市の50代のパートタイマーの女性も過去の患者との接触歴が確認されておらず、県が市内の親族間中心のクラスターとの関連を調べています。女性の濃厚接触者で同居家族の20代女性は、17日のPCR検査でウイルスが検出されました。県内の患者は累計543人となりました。県は16日に大船渡と宮古の保健所に対し、高齢者施設や医療施設でクラスターの発生リスクが高まっているとして、注意のレベルを一段階引き上げるよう通知しました。