復興、新型コロナ対応などに決意 知事所信表明/岩手
2021年02月17日 18:55 更新
新年度当初予算案などについて審議する、岩手県議会の2月定例会が17日、始まりました。新年度に向けて達増知事の所信表明演説が行われ、東日本大震災からの復興や新型コロナウイルス対策などへ決意を述べました。
(達増知事)
「『いのちを守り海と大地と共に生きるふるさと岩手・三陸の創造』を目指す姿とし、『誰一人として取り残さない』という理念のもと、被災者一人ひとりが復興を果たしていくよう取り組んで参ります」
達増知事は所信表明演説でこのように述べて、震災からの復興に取り組む決意を示しました。また、新型コロナウイルス対策として、「迅速で円滑なワクチン接種が提供できるよう市町村を支援する」などと述べました。17日は総額およそ8105億円の新年度の一般会計当初予算案などを盛り込んだあわせて54の議案が提案されたほか、3月11日を「東日本大震災津波を語り継ぐ日」とする条例案が全会一致で可決されました。県議会2月定例会は来月25日までの37日間で、今月26日からは一般質問が行われます。また来月8日からは予算特別委員会で新年度予算案の審議が行われます。