少女にみだらな行為など 元二戸市議会議長に有罪判決/岩手
2021年02月17日 18:55 更新
18歳未満と知りながら3人の少女にみだらな行為などをしたとして、逮捕・起訴された岩手県二戸市の元市議会議長の男の判決公判が17日開かれ、盛岡地裁は懲役1年6か月、執行猶予4年の有罪判決を言い渡しました。
青森県の青少年健全育成条例違反と岩手県の青少年のための環境浄化に関する条例違反の罪に問われたのは、元二戸市議会議長の小笠原清晃被告(76)です。判決によりますと、小笠原被告は去年3月、青森県八戸市内のホテルで、青森県南部の当時16歳の少女に対し、18歳未満と知りながらみだらな行為をしたほか、去年6月と7月には岩手県内の当時15歳の少女2人に対してわいせつな行為をしました。17日の判決公判で盛岡地裁の片岡理知裁判官は、「青少年の健全な成長を率先して図る立場で犯行に及んでおり、非難の程度は大きい」とした上で、「被害者3人に謝罪し、公職も辞している」などとして懲役1年6か月、執行猶予4年の有罪判決を言い渡しました。小笠原被告の代理人弁護士は「控訴については被告と相談して決める」としています。