県南の大雪被害 達増知事が現地視察/岩手
2021年01月14日 18:55 更新
先月から続く、県南地方の大雪による被害について14日、岩手県の達増知事が現地を訪れ状況を視察しました。
達増知事は西和賀町、金ケ崎町、奥州市、一関市を訪れ、このうち一関市萩荘の小岩盛悦さん方では園芸用のパイプハウスが全壊した状況を視察しました。小岩さんのトマト栽培用のパイプハウスは、先月15日の最初の大雪には持ちこたえたということですが、その後も続いた大雪で6棟あるハウスのうち5棟が全壊したということです。
(達増知事)
「今まで経験したことの無いようなハウスの潰れ方、これを解体撤去するのは今までやったことがないような作業になる。そこをどう進めていけばいいのかということが早く答えがわかって、(農家が)必要な支援が得られるようにするというのが大きなポイント」
県によりますと、12日現在、大雪による県南地方の農林関係の被害額は花巻市、北上市、奥州市、一関市など7つの市と町であわせて11億2441万円となっています。最も多いのはパイプハウスの破損や倒壊で、2346棟の被害が確認されています。被害の確認が進んでいない地域もあり、被害額は今後さらに増える見込みです。