県内で火災相次ぐ 2人死亡1人不明/岩手
2021年01月11日 12:00 更新
岩手県内で火災が相次いでいます。盛岡市では11日朝、住宅1棟を全焼する火事があり。1人が遺体で見つかったほか、岩泉町でも焼けた住宅から性別不明の遺体が見つかりました。また西和賀町では、火事のあった家の住民1人と連絡が取れなくなっています。
(リポート)
「時刻は午前7時過ぎ、大きく煙が上がり、辺りには焦げ臭いにおいが充満しいます」
11日午前7時前、盛岡市東仙北の鈴木正太郎さん(79)の住宅から火が出ていると、近所に住む人から消防に通報がありました。火はおよそ1時間半後にほぼ消し止められましたが、この火事で木造2階建ての住宅1棟が全焼し、家の中から性別不明の1人の遺体が見つかりました。
(近所の男性)
「(慌てて)着替えしてきたんですね。その時は真っ黒い煙が上がってたんです」
鈴木さんは1人暮らしで火事の後、連絡が取れなくなっていることから、警察は遺体は鈴木さんとみて身元の確認を進めています。また11日午前3時半ごろ、岩泉町門で無職・竹花正平さん(69)の木造2階建ての住宅1棟を全焼する火事があり、家の中から性別不明の1人の遺体が見つかりました。火事の後、妻の公子さん(53)と連絡が取れなくなっていて、遺体は公子さんとみられています。一方、西和賀町細内では10日午後1時ごろ、無職・小田島康廣さん(83)の住宅で火事があり、木造2階建ての住宅1棟を全焼しました。出火当時、家には小田島さんと86歳の妻の2人がいて、妻は無事でしたが火事の後、小田島さんと連絡が取れなくなっています。警察は小田島さんの安否の確認を急ぐとともに、11日午前9時から消防と実況見分を行い火事の原因を調べています。