「地域おこし協力隊」に外国人初採用/岩手・宮古市
2019年12月03日 18:54 更新
宮古市が「地域おこし協力隊」として初めて外国人スタッフを採用し、3日、辞令を交付しました。外国人スタッフは今後、増加が期待されるインバウンドの観光客への対応にあたります。
「地域おこし協力隊」として市の企画課に着任したのは、中国・福建省出身の魏芳芳(ウェイ ファンファン)さん(25)です。辞令交付式に臨んだ魏さんには、山本正徳宮古市長から辞令が手渡されました。魏さんは中国の大学で日本語を学んだあと、去年3月、盛岡大学へ交換留学生として来日。外国人の目線から宮古市の情報発信をしてみたいと地域おこし協力隊に応募しました。
(魏芳芳さん)
「私は言語が好きです。自分の言葉の力で頑張ってみたいです」
市によりますと協力隊員は5人目で、外国人の採用は初めてです。魏さんは今後、宮古を訪れる外国人観光客への対応のほか、観光施設の看板の表記やパンフレットなどの翻訳も担当することになっています。