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温泉使いトラフグ養殖中!/岩手・雫石町

 2019年06月24日 19:00 更新

岩手県雫石町の温泉地で、高級魚のトラフグの養殖が行われているのをご存知でしょうか。海のない町で始まった新しい養殖産業です。

(リポート)
「雫石町の鶯宿温泉にやってきました。ここでフグの養殖が行われているとのことですが、海のないこの場所で養殖はできるのでしょうか? またその狙いは?」

刺身や鍋にして食べると美味しい高級魚、トラフグ。産地としては山口県下関が有名ですが…。やってきたのは雫石町鶯宿にある、かつて旅館として使われていた建物。確かに「とらふぐ養殖場」の文字が。

(鶯宿温泉とらふぐ養殖場・安本鉉さん)
「こちらがトラフグの成魚です」

鶯宿温泉とらふぐ養殖場。秋田県内を中心に温泉旅館を経営する観光会社「秋田共栄観光」が中心となり、去年2月から養殖を開始しました。

(リポート)
「円形の水槽の中にはたくさんのフグがいます。フグと言えば海の魚。内陸部の雫石町にフグがいるのは何か不思議な感じがします」

養殖場では現在、10の水槽で5000尾のトラフグを養殖していて、毎月70尾が出荷されています。ところで、そもそも雫石町でなぜフグ養殖を?秘密は温泉にありました。

(安本さん)
「水は温泉と人工海水を混ぜて飼育しています」

トラフグが泳ぐ水に、鶯宿温泉の温泉水が使われているのです。鶯宿温泉のお湯はフグの生息に適したアルカリ性で、ナトリウムやカルシウムなどのミネラルも豊富に含まれていて、フグの成長が早いといいます。数ある温泉地から鶯宿温泉が選ばれたのは、そんな理由があったのです。通常、トラフグは天然もので2年、海中養殖ものでも1年半かかるところを、こちらの養殖施設ではわずか1年で出荷できるサイズに成長します。

(安本さん)
「温泉の泉質がよくて、鶯宿の温泉はとてもあっていると思います。歯ごたえもよくて甘みもあって、旨みもあってとてもおいしいです」

養殖されたフグは現在、秋田や青森にある秋田共栄観光の系列ホテルに出荷されています。「とらふぐ御膳」と銘打って、刺身や唐揚げなどが提供されていて、宿泊客の評価も上々だといいます。県内ではまだ食べることはできませんが、雫石町内の旅館やホテルは既に関心を示しています。フグを調理するための資格取得に向けて各旅館が準備を進めていて、早ければ年内に提供を開始できるとのことです。

(安本さん)
「こういう山奥で育てることによって活性化にもつながると思うし、地域貢献にもなるかなと思って」

食の面だけではありません。鶯宿温泉のトラフグは「水を吐くトラフグ」でも話題になっています。勢いよく水を吐くトラフグの動画がSNSにアップされたところ、全国から注目を集めインターネット上に一気に拡散しました。

(安本さん)
「育てているうちに愛着もわいてきて、とても楽しいですね」

県内ではもちろん初となるトラフグの養殖。目指すは日本一のフグ産地です。

(安本さん)
「やるからにはブランド化を目指していきたい。トラフグの養殖では雫石が一番だというぐらい有名になりたいです」

温泉地でフグ養殖という新たな取り組みは、まだ始まったばかりですが、定着すれば下関のフグならぬ雫石のフグが全国区になることも夢ではありません。

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[2019/07/17 放送予定]

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