「自殺対策アクションプラン」最終案示される/岩手
2019年02月05日 18:54 更新
全国的に高い水準にある岩手県の自殺防止に向けて関係機関の協議会が、5日、盛岡で開かれ、県が策定する「自殺対策アクションプラン」の最終案が示されました。
これは県が年に1度開催しているもので、5日は関係者40人余りが出席しました。県内での人口10万人あたりの自殺者数、いわゆる自殺死亡率は2003年の37.8をピークに年々減少しているものの、おととしは21.0で秋田県に次いで全国ワースト2位となっています。5日の協議会では、県が来年度から実施する新しい「自殺対策アクションプラン」の最終案が示されました。新たに「子ども・若者への対策」、「勤務問題への対策」が重要施策に盛り込まれていて、出席者からは「職場でのハラスメントの相談件数なども関係機関で共有した方がよいのでは」などの意見が出されました。今回出された意見は、来月までに完成するプランに反映されます。