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高校生がVRで認知症を体験/岩手・盛岡市

 2018年10月10日 18:54 更新

 盛岡で福祉を学ぶ高校生が、「認知症」を体験しました。バーチャルリアリティの技術を使った疑似体験です。どんな世界が見えたのでしょうか?

 岩手女子高校で行われたVR認知症プロジェクト体験授業。盛岡の介護サービス事業者ナラビットホールディングスが、将来の福祉の担い手に認知症の理解を深めてもらおうと開いていたもので、岩手での開催は初めてです。介護福祉士を目指す福祉教養科の1年生から3年生あわせて52人が授業を受けました。
 VR=バーチャルリアリティとは、映像や音などで現実に似た世界を作り出し、それを体感する技術のことです。授業では映像が映し出されるゴーグルと音声が流れるヘッドホンを使い、現実ではなく認知症の人が見聞きしている、現実とは違う世界を体感します。

 (高校生)「こわっ!だれ!キャー!」

 私も「レビー小体型認知症」という実際には存在しないものが見える認知症を体験しました。

 (リポート)
 「あ、部屋に入りましたが人が現れて消えました。えっえっ?あ、犬が消えた。こわーい」

 驚いて声を上げてしまい、周りの人に理解されない孤立感を感じました。講師で、おととしからこのVR認知症プロジェクトを行う下河原忠道さん。このVRを実際の認知症当事者と一緒につくり、全国でこれまで2万人に体験授業を行いました。

 (下河原忠道さん)
 「体験したからすべてが分かったというのは嘘なんですね。でも、今よりももうちょっとだけ、1ミリでもいいから想像力を持って認知症の人と接するように努めてくれれば、それで大成功だと思っていて。認知症になっても大丈夫だっていう社会にしていきたい」

 認知症の人が不安や不快感から起こす行動は、誰でも混乱する状況に置かれたらしてしまうもの…。実際にその状況を体験し、親身になって認知症を考えた高校生はこれまでと理解がガラリと変わったと言います。

 (高校生)
 「たとえば叫んだりとか、どうして叫んでいるのかわからなくて、自分自身怖いイメージがあったんですけど、なぜ叫んでいるかとかどういう怖い思いをしているか分かったので、声掛けとかでコミュニケーションを図っていきたいと思いました」

 VRの当事者体験は、認知症の人に対するこれまでの偏見や対処に疑問を投げかけ寄り添い方を見つけるヒントになったようです。

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[2018/10/17 放送予定]

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