山林火災 夕方までに約7ha焼ける/岩手・宮古市
2018年04月12日 19:00 更新
12日午後、岩手宮古市で山林火災が発生し、これまでにおよそ7ヘクタールが焼けました。現在も延焼中で消火活動が続けられました。
火事が起きているのは宮古市田老小堀内の、「グリーンピア三陸みやこ」西側の山で、12日午後1時ごろ、住民から消防に通報がありました。
(リポート)
「宮古市田老の小堀内地区に来ています。私の後ろ側、国道45号を挟んだ山林から、白い煙が上がっているのが見えます。炎は確認することができませんが、先ほどから防災ヘリが懸命の消火作業を行っています」
消防によりますと午後4時現在、およそ7ヘクタールの範囲が燃え、さらに延焼中です。沿岸には現在強風注意報と乾燥注意報が発表されていて、宮古市では午後1時46分に、最大瞬間風速16.4メートルを記録しています。消防に加えて岩手と宮城の県防災ヘリにより、上空からの消火が行われました。山林火災を受けて宮古市は、山本正徳市長を本部長に、災害対策本部を設置して対応にあたっています。県も特別警戒本部を設置し、自衛隊に災害派遣を要請しました。宮古市と県によりますと、火災現場から最も近い民家までおよそ500mで、今のところ住民への避難勧告は出されていません。また人的な被害も確認されていません。