
「危険運転」を陸から空から取り締まり/岩手
2018年04月11日 18:50 更新
急な割り込みや「あおり運転」などが、このところクローズアップされ、全国的に関心が高まっている「危険運転」。その中でも特に危ない、高速道路での「危険運転」を、集中的に取り締まろうと11日、東北自動車道である「作戦」が実施されました。
東北自動車道に集結したのは、パトカーなどの車両21台。そして上空には警察のヘリコプターの姿も。岩手県警の高速隊と航空隊、そしてネクスコ東日本管理隊が、協力し行われたその名も「いわてハイウェー・ガード作戦」です。急な割り込みに急ブレーキ。車間距離を不必要に詰めるあおり運転。これらは全て、交通事故に発展する恐れのある「危険運転」です。中でも高速道路は一度、事故が起きると被害が大規模になりかねません。今年2月にスタートした「いわてハイウェー・ガード作戦」。3回目の11日は、合わせておよそ50人がパトロールをしました。上下線をくまなく見回り、危険運転と見られる車を発見した場合は、その場で取り締まります。急な割り込みやあおり運転は、道路交通法の違反です。反則金を支払うなどの罰則が定められています。しかし県内の高速道路では去年1年間、あおり運転だけでも110番通報が70件以上あり、今年は3月末までで、既に60件を超えています。
(高速隊副隊長)
「昨年注目されました東名高速の事件もありますけれども、高速で走る車がですね、非常に凶器にもなり得るということですので、そういった危険な運転を取り締まって、皆さんに交通安全を理解して、正しく安全に利用していただきたいと思います」
危険運転を防ぐこの取り組みは、来月以降も月に1度、実施されます。