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東芝メモリ 新工場計画再始動 効果と懸念/岩手・北上市

 2017年09月07日 18:50 更新

当初の計画から9年余り。再び動き出した東芝メモリ北上新工場計画に、地元は喜びに沸いています。一方で気になるのが人手不足の問題です。
新工場の建設発表から一夜明けた北上市では7日、早くも地域活性化への期待が高まっていました。

(市民)
「(工場が)来るといいと思います」「(商店街の)閉まっている所が全部、開いてくれればいいなと思います」「長ったような感じがしますね」「北上のためにはいいことじゃないかと思っています」「世の中が明るくなってもらえれば」
(タクシー運転手)
「県外からのビジネスマンが、ホテルに泊まりますから、その人たちが新工場に行ってくれれば、タクシー需要も増えると思います。早く来てほしかったですね」

北上市の高橋敏彦市長は6日、会見し再び動き出した新工場の計画を歓迎しました。

(高橋市長)
「地域に与える経済的な効果は、計り知れないものがあるなと思います」

(2008年の工場建設決定時・当時の東芝・西田厚聰社長)
「総合的に勘案して、次の生産拠点を三重県四日市市、及び岩手県北上市とすることを決定したものでございます」

東芝の半導体工場が、北上市に建設されることが最初に決まったのは、2008年2月のことでした。北上市の工業団地にあった、当時の岩手東芝エレクトロニクスの敷地内に、2010年の完成を目指すはずでした。しかしそのわずか1年後、東芝は景気悪化と需要減少を理由に、工場の建設延期を発表。計画は凍結されました。あれから8年余り。スマートホンの普及もあって、半導体をめぐる環境は需要拡大に転じます。東芝によりますと新工場は、当初の建設予定地と同じで、現在は東芝のグループ会社、ジャパンセミコンダクターの敷地となっている土地へ建設する計画で、さらなる用地の取得も検討しています。新工場では記憶媒体のフラッシュメモリーの生産拡大を図ります。東京商工リサーチ盛岡支店は新工場建設の経済効果を、50億円から100億円と試算しています。雇用拡大にも期待感を示す一方で、人手不足に拍車がかかるのではという懸念もあります。

(佐藤浩紀・情報分析担当課長)
「地元の企業で働いてた人が、高い給与を求めて移行してしまうと、地元の企業が人手不足に陥る懸念はある」

東芝メモリの売却交渉の行方が不透明という、一部不安要素はあるものの、大型誘致の波及効果をとらえようと今後、県内の多くの分野で動きが活発化しそうです。

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[2017/09/21 放送予定]

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