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「奇跡の一本松」のチップで布を/岩手・陸前高田市

 2017年06月19日 19:00 更新

陸前高田市の「奇跡の一本松」から布を作ろうという取り組みが始まっています。一本松をくりぬいたチップを再利用するもので、作られた布はアメリカでのコンサートの衣装になります。

震災の津波で高田松原の7万本の松のうち一本だけ残った奇跡の一本松は震災の翌年、保存のために切り倒されました。一本松は中心部をくりぬいて心棒を通して復元され、くり抜いた時に出たチップおよそ1800キロは陸前高田市が大切に保管しています。19日は一本松のチップから布をつくるプロジェクトのメンバー黒坂黒太郎さんらが陸前高田市を訪れました。楽器「コカリナ」の奏者で日本コカリナ協会会長の黒坂さんはこれまで被災地でのコンサートを通じて復興支援をしてきました。黒坂さんは今年11月にアメリカ・ニューヨークで震災の支援への感謝を伝えるコンサートを開くことになっていて一本松から作られた布はコンサートに参加する現地の日本人学校の児童たちが着る衣装などに使われます。19日は布づくりに向けて市内の倉庫に保管してあった一本松のチップのうち、660キロを運び出しました。

(日本コカリナ協会会長 黒坂黒太郎さん)「この東日本大震災の犠牲になられたたくさんの人の命そしてこの一本松の命ですね。その命を繋いでいく被災地のみなさんの思い、そんなものも全部ひっくるめてこの衣装とコカリナの音色で復活していく命というようなことを表現できたらいいなと思っています」

運び出されたチップは名古屋や広島などの会社で木の糸=木糸(もくいと)に加工された後、大阪の繊維メーカーで10月に布になる予定です。

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[2017/06/29 放送予定]

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